2024.06.28 , コンプライアンス研修, わたしたちの想い
もしハラスメントを受けたら
前回のブログでは、ハラスメントの基礎知識をご紹介しました。
https://tinyurl.com/4stz92jt
(ハラスメント対応の基礎知識)
後半は「自分が受ける側になったとき」についてです。
ハラスメントへの対策
まずは、ご自身が辛い・不快と感じたとき、 対処方法としては、 ・「やめてください」という意思表示(可能な場合) ・どんなことがあったのか、5W1Hで記録 ・上司や、人事に相談、社内の相談窓口を利用 ・心身に変化が出ているときは、休む があります。 それぞれ、具体的に見ていきましょう。
「やめてください」という意思表示(可能な場合)
相手に自覚や悪意がない場合もあるので、 可能であれば「やめてください・控えてほしい」という意思を伝えます。 言い方として、ほほ笑みながら、明るい声のトーンで、さらっと、 「〇〇さん、これ以上は、〇〇ハラですよ?(^^)」 と伝えると角が立ちにくく、かつ相手も「はっ」とすることが多いです。 ただ、関係性によっては言いにくかったり、 行為がエスカレートする心配もありますよね。。。 無理に本人へ意思表示する必要はありません。 他の手段をとりましょう。
どんなことがあったのか、5W1Hで記録
第三者へ相談をするときの為に、何があったのか、記録を残しましょう。
When:日時、何をしていた時か Who:相手が誰か Where:場所・・・「自席で」「〇〇への外出時の車内で」「会議室で」 Why:その言動に至るまでの経緯 What/How:何をされたか、どのような言動を受けたのか -------------------※記録例※-------------------- 2024年6月1日 12:55頃
会議が終わって自席に戻ろうとしたとき(When)、 A部長に呼び止められ(Who)、 C会議室内で(Where)過度な叱責を受けた(What)。 前日に私がしてしまった、発注ミスの話があり(Why)、 「親にどんな教育をされたんだ、だから田舎出身はダメなんだ」 「そんなんだから結婚できないんだ」など、差別的な言葉や、 人格を否定する言葉を、大声で、しかも他の社員たちがいる前で、 浴びせられた(How)。 -------------------------------------------------- 他に、電話や会議は録音したり、 チャットやSNS上のやり取りであれば、 スクリーンショットなどで保存します。 また、社内外問わず周囲に相談した際は、 そのことも記録に残しておきましょう。
上司や、人事に相談、社内の相談窓口を利用
自分が辛いと思っていることが、ハラスメントに該当するのか悩んだり、 自分に非があるかもしれないと考えてしまうケースがあります。
ひとりで悩まずに、周囲に相談しましょう。
社内の相談窓口であれば、情報の取り扱いにも注意してくれるはずなので、 思い切って相談してみましょう。
心身に変化が出ているときは、休む
まずは心身のケアを第一優先に、休養をとりましょう。
会社を通じて産業医と面談をしたり、カウンセリングを利用する、 という手段もあります。 以上、ハラスメントへの対処法です。 「受けた言動がハラスメントと言えるのか?」 という段階で、悩んでしまう方も多いです。 少しでも違和感があれば、まずは周囲に相談してみましょう。
ハラスメントを見かけたり、相談されたら
最後に、ハラスメントを受けたと相談された場合には、 助言によるセカンドハラスメントに注意します。
<否定しない> 「考えすぎ・気にし過ぎ」「あなたにも問題があったのでは?」
<行為者を肯定しない> 「先輩ってそういうものだよ」「昔は当たり前だったよ」
<不用意に慰めない> 「期待されているんじゃない?」「頭が良いから」「外見が良いから」
助言したい気持ちをグッとこらえて、事実確認と相手の心情理解(=共感) にしましょう。 研修では、より具体的な事例、対応方法等について、ご紹介させていただいています。 弊社のミッションである 「楽しくイキイキと働く人を育てる並走者である」 を体現するために、ハラスメント教育でお役に立てれば嬉しいです。 最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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